質問力


21世紀という時代と質問力:

 

P・ドラッカー曰く、

「過去のリーダーは話し方を知る人物だった。しかし、未来のリーダーは尋ね方を知る人物になるだろう。来るべき変化の世界における組織では、伝統的な階層モデルのリーダーシップは上手く機能しないだろう」

 

なお、この言葉はMarshall Goldsmithのホームページ, “Ask, Learn, Follow Up and Grow” から引用させていただきました。


質問には、大別すると2種類あります:

  • 他者に対する問いかけ
    • 質問は、「対話」という創造の空間への扉を開く鍵ということができます。
    • そして、その「対話」は、人々の連帯と創造的なアイディアを育てる苗床になります。
  • 自分自身に対する問いかけ
    • 思考と内省を促し、自己の成長につながります。

質問の威力と怖さ:

 

質問は両刃の刃です。質問をする人の姿勢、言葉の選び方や表現方法が適切か適切でないかなどによって、効果的になったり、逆効果になったりするので注意が必要です。

 

よい質問:

 

  1. 他者に対するよい質問とは、相手が本来持っている力を引き出し、その人の成長をもたらすような質問です。
  2. そして、引き出された答と部下の成長が、まわりまわって質問者自身の気づきや成長につながるような質問です。

悪い質問:

  1. 形式は質問でも、実質的な内容は指示にに近いもの。
  2. 最悪は、命令的、詰問、人格を否定するような質問。なぜ悪いかというと:
    • 部下にとっては、もし質問されていれば自身が気づくかもしれないビジネスの新しい可能性を上司によって閉ざされてしまうことです。
    • 上司にとっては、部下の可能性を閉ざすことによって、結果的に自らの考えを発展させていく可能性を放棄し、自己を成長させる機会を捨ててしまうことになるからです。

質問力で人生に大きな差がつきます!

 

人生に大きな差がつく8つの理由

  1. 人生では「投げかけた質問」の答えしか返ってこない
  2. 質問は「チャンスの扉」を開ける鍵
  3. 「関係性」を深める効果的な手段
  4. 「謙虚さ」が習い性になる
  5. 「質のよい会話」が生まれ、場が充実する
  6. アイディア、思考に「磨き」がかかる
  7. 「独りよがりな思い込み」から抜け出せる
  8. 独創性は「なぜ?」から生まれる

 

こんなにも大切な「質問力」です。なかでも「『謙虚さ』が習い性になる」はすばらしい指摘だと思います。この個所を読んでいて、とても感激しました。

読者の皆さんも是非質問力を磨いて、人生を彩り豊かなもの、夢と喜びがあふれるものにしようではありませんか!

 

なお、上記8つの理由は、「人を動かす質問力」ジョン・C・マクスウェル著、岡本行夫監訳から引用させていただきました。習い性という日本語に翻訳された方に心から御礼いたします。