ご参考までに、当研究会の代表が企業や学校などで提供してきた研修メニューのいくつかご披露させていただきます。理論や技法の先端性へのこだわり、グローバルな視点が特徴です。顧客企業のニーズに合わせてカスタマイズするのを基本としております。ご遠慮なくお問合せ下さいますようお願いいたします。
▢ 社員の心の柔軟性向上と行動活性化研修
副題:第三世代の認知行動療法ACT(Acceptance and Commitment Therapy)を応用したスキルトレーニング・プログラム
目標:
1.組織で働く人々の「こころの健康」を増進し、「行動の活性化」を促進する。
2.組織におけるPresenteeismの問題を改善し、組織の活性化と発展に寄与する。
目的:仕事をする全て人に、心の健康を増進し、活き活きと働き、充実した職業生活を送っていただくこと。
内容:
1.マインドフルネスのトレーニング
2.価値に基づく行動のトレーニング
(下記 2スキル・モデルご参照)
構成:2+1セッション・プログラム(3時間×3日)
対象:組織で働く全ての方、特に部下を持つリーダーの方
図:フラックスマンの2スキル・モデル
出典:“The Mindful and Effective Employee, An Acceptance & Commitment Therapy Training Manual for Improving Well-Being and Performance”, P.E. Flaxman et al
⊡ アプレシアティブ・インクワイアリー手法を応用したワークショップ
アプレシアティブ・インクワイアリー(AI)とは新しい組織開発の手法で、その特徴は対話的・協働的なアプローチにあります。
AIの創始者であるD. クーパーライダーは1987年の論文で、問題解決的な世界観は組織で働く人々の想像力や情熱や肯定的感情を抑制してしまう危険性があることを指摘し、代わりにアプレシエーション(感謝・賞賛)とインクワイアリー(探究・質問)からなる対話的・協働的なアプローチを提唱しました。
その後D. ホイットニーらが開発に加わり、AIは右図のようなプロセスをとる組織開発の手法として完成され、広く世界中の企業や機関で利用されるようになり、今日に至っています。
更に変化と多様性を特徴とする21世紀に入ると、AIの対話的・協働的なアプローチは、組織開発のみならず組織における様々な目的のために活用されるようになりました。例えば、チームビルディング、創造的でイノベーティブな組織づくり、コンフリクトマネジメント、価値・ビジョン・戦略づくりなどです。
たまたま今月、NPO日本キャリアカウンセリング研究会の大会で「創造性を発揮しよう」というテーマでAIの対話的・協働的アプローチを活用したワークショップを開催しました。ご参考までにその時に作成したワークシートを掲載します。
ご覧いただければお分かりいただけると思いますが、ワークショップのテーマと進め方は、当該組織が抱える課題や問題にあわせて顧客と相談しながらテーラーメイドで制作していきます。当研究会では顧客企業の具体的なニーズに応じて適切なソリューションの提案をさせていただいております。ご質問やご意見等あればご遠慮なくこちらからお寄せ下さい。
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氏名:__________
創造性を発揮しよう
副題:チョットした変化を起こして人生をより豊かに!
(アプレシアティブ・インクワイアリーの対話的・協働的アプローチを応用して)
導入ステートメント
創造性! ワクワクするようなとても魅力的な言葉です。しかし同時に、私には関係ない、と思う人もいるかもしれません。 創造性とは、選ばれた人に、ある特別な瞬間にだけ訪れる、素晴らしい「ひらめき」のことだと思うからです。
しかし、新しいものを生み出す能力は私たち一人ひとりにまんべんなく与えられています。 しかも、私たちの脳は特別な瞬間にだけ創造的になるのではなく、どんな瞬間にも新しいものを生み出し続けています。創造性を発揮する機会は、職場や家庭、日常の何気ない行動や振る舞いの中に無限にあります。
但し、その発揮の仕方は多種多様です。 職場でも家庭でもいいのですが、貴方はこれまでに一つのことに没頭し、あるいは全力投球したことがあっただろうと思います。 また、一味違うアイディアやチョットした変化を思いついて実行したことがあっただろうと思います。 それはチャレンジングだったかもしれませんし、容易だったかもしれません。いずれにしても、その時の貴方は創造的だったと考えられます。
貴方にとって、創造性を発揮するとはどんな意味を持っているのでしょうか? そして貴方にとって、創造的になって何かを成し遂げるために、どんな条件が求められるのでしょうか?
発見フェーズ1 (ペア・インタビュー)
1. 過去に貴方が何か新しいものを生み出したとき、あるいはチョットした工夫をして変化を起こしたとき、貴方は創造力とつながっていたか、あるいはそれを発揮していたかのいずれかと考えられます。 その時のことを聴かせてください。
Øそれは具体的にどんな出来事でしたか?
Ø貴方は何を創造しましたか? どんな変化を起こしましたか?
Øそれは新しい技術、製品、仕組み、カタログ、デザイン、提案、企画、プロジェクト、チーム、教育、ビデオ、ブログ、音楽、詩、作品ですか?
Øその時の場の状況を思い出して下さい。 他に何がその場に存在しましたか?それはどんなもの(ひと、こと、空気)でしたか?
2. 創造性を発揮したとき、貴方の内側にある何がそれを可能にしたのだと思いますか?
Øそれは貴方の才能、スキル、知識、資質、心構え、信念、情熱、願い、努力、それとも誠実さ?
Øそのときの、貴方の気持ちはどんな感じでしたか?
Ø創造的であるということは、貴方にとってどんな意味を持っていると思いますか?
3. 貴方が創造的でいられるようサポートしてくれた諸条件のうち、最も重要だったのは何でしたか?
Ø思い出してください。何が貴方を助けてくれたのでしょうか?
Øそれは貴方の気持ちや姿勢、知識や技術、友人、部下、上司、家族、信頼関係、期待、時間(タイミング)、あるいは安全安心な環境ですか?
発見フェーズ2 (グループワーク)
ペア・インタビューで聴いた内容をグループで共有する。 共通するテーマ、核になる力などを探す。
4. 聞き手は話し手が創造的だったときの物語の骨子を紹介し、グループで共有します。
共有した後、メンバーは、私達にとって創造性を発揮することとはどういう意味をもっているか、創造的でいることをサポートしてくれる条件とは何か、について話します。そして、その話し合いの中に、何か共通するテーマがないかを探ります。
Ø核になる力、エネルギー、強み、活力の源があったとすれば、それは何でしょうか?
貴方の創造性を解き放つ。理想的な未来をイメージし、表現し、発表する
5. 発見フェーズ1、2で得られた気づきをふまえて、貴方の生活、仕事、職場、組織、コミュニティー、あるいは家庭が最高に創造性を発揮している未来の姿をイメージしてください。
Ø貴方の考えでは、それはどんな生活、仕事、職場、組織、コミュニティー、あるいは家庭ですか?
Øそれは人間関係、場の雰囲気、チームワーク、あるいは企業文化に関することですか?
Øそれはやり方、考え方、気持ち、プロセス、あるいは戦略に係ることですか?
Øそのイメージを、たとえば色で、形で、音楽で、グラフで、アニメで、あるいはキーワードで表すとどうなりますか?
6. 貴方のグループで共有した大切な要素を織り込んだ最高に創造的な生活、仕事、職場、組織、あるいは家庭の未来を斬新で独創的な色彩やデザインやメタファーを用いて表現してください。
それは、チャート、コラージュ、絵画、物語、パフォーマンス、あるいは報道記事などになるかもしれません。貴方とグループのイマジネーションを創造的に使ってください。
最後に、それにテーマやタイトルをつけて完成させます。
作品ができ上ったら、それを用いて全体発表します。
全体シェアをふまえて、再び焦点を貴方自身に戻します。3つの問いに沿って創造的な貴方らしい未来をデザインします。持続的に取り組めるようなアクションプランを立てます。
個人ワークを終えたら、グループ内で意見交換します。
7. 創造性の発揮を促進するような生活、仕事、職場、組織、コミュニティー、あるいは家庭の強みは何だと思いますか?
8. 貴方は、ご自身の創造性を今の生活、仕事、職場、組織、コミュニティー、あるいは家庭でどう役立てたいですか? 具体的に何を、何時、どのように実行しますか?
9. その結果、今の生活、仕事、職場、組織、コミュニティー、あるいは家庭はどのように変化すると思いますか?
以上
制作:干場 進
参考文献:“Appreciative inquiry for collaborative solutions” Robyn Stratton-Berkessel
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私たちはグローバライゼーションの時代を生きています。絶え間ない変化と競争の中にあって、企業は生き残りをかけて新たな成長戦略を模索していかなければなりません。成否の鍵は組織や企業の一人一人が、個人としてだけではなくチームとして如何に主体性とリーダーシップを発揮できるかどうかにかかっています。その為の基礎となるのが、対立を乗り越えて問題を解決していけるような建設的コミュニケーション(ダイアログ)のスキルです。このプログラムを通じて、少しでも多くの方にこの必須のスキルを身につけ個人として、またチームとして、存分に力を発揮できるようになっていただいたいと願っております
² ねらい
参加者全員に自身の性格タイプを理解していただくと共に、他者を理解するスキルを身につけていただきます。
その上で、事例を通じて、建設的なコミュニケーションとは何かを考えていただきます。
最終的には、参加されたすべての方に主体性とリーダーシップを自信持って発揮できるようになっていただくのが狙いです。
² 対象
若手社員、管理職初任者、中間管理職、(上級管理職向けは別バージョンとなります)
² こんな目的におすすめ
・組織内のコミュニケーションを活発化し、各人が主体性を発揮する強い組織とチームを創り出したいとき。
・合併などで多様化した組織のコミュニケーションを改善し、チームビルディングを推進したいとき。
・管理者になるためのヒューマンスキルおよびマネジメントスキルを向上させたいとき。
² 特徴
・組織内のコミュニケーションを活発化し、各人が主体性を発揮する強い組織とチームを創り出したいとき。
・合併などで多様化した組織のコミュニケーションを改善し、チームビルディングを推進したいとき。
・管理者になるためのヒューマンスキルおよびマネジメントスキルを向上させたいとき。
註:MBTIはスイスの心理学者ユングが唱えた性格タイプ論で、米国のマイヤーズとブリックスが性格タイプアセスメントとして完成させました。毎年世界で約5百万人が受検する定評ある性格タイプ検査ツールです。
² プログラム詳細
期間 1日研修
対象者数 20名程度まで
進め方 参加者には事前にWEBを通じてMBTIアセスメントテストを受検していただきます。
前半は検査結果をフィードバックし、MBTIの理論と方法をワークを交えて修得していただきます。
後半はMBTIを応用して、事例を通じてコミュニケーションを体験的・実践的に学びます。
プログラム 1.オリエンテーション/チェックイン/本日の進め方
2.性格タイプの理論
3.ワーク: 情報の取り入れ方
4.ワーク: 判断の仕方
5.ワーク: エネルギー・関心の向く方向
6.ワーク: 外界への接し方
7.タイプダイナミックス(主機能、補助機能)
8.タイプとコミュニケーション理論
9.事例:コミュニケーションにおける外向と内向
10.事例:コミュニケーションにおける感覚と直観
11.事例:コミュニケーションにおける思考と感情
12. 新任のA課長さんの事例
13. まとめとチェックアウト. 1. オリエンテーション/チェックイン/本日の進め方
² カスタマイズ
企業様の要望に応じ、同じくMBTIを利用して、①チームビルディング研修、②リーダーシップ研修、③ダーバーシティー研修、等を実施しております。 詳しくは hoshiba@multus.co.jp までお問い合わせください。
² 参考料金
1日研修:参加者1名につき20,000千円、(但し、ミニマム20万円)
人数分のMBTI受検費用、タイプ入門テキスト代、参考資料コピー代を含みます。
干場 進 (ほしば すすむ)
リレーショナルリーダーシップ研究会 代表
日本キャリアカウンセリング研究会会 理事
東京電子専門学校教師 兼 相談室カウンセラー
認知行動療法アカデミー中級
日本産業カウンセラー協会会員
日本MBTI協会会員、MBTI認定ユーザー
財団法人メンタルケア協会、メンタルケアスペシャリスト
元マルタスグローバルパートナーズ株式会社 代表取締役
東京大学卒
² 備考
貴社の指定する場所にて研修をいたします。 学習資料として「MBTIタイプ入門」他を用意いたします。
グローバリゼーションの時代に私たちは生きています。変化はますますその速度を速め、世界経済社会は複雑性と多様性を増しつつあります。 そうした中で、企業は生き残りをかけて新たな成長戦略を模索しなければなりません。成否の鍵をにぎるのは、従来にも増して、「人」です。
このプログラムでは、まず、人の理解を深めるツールとして高い評価を得ているMBTIを活用し、性格タイプの理論と枠組みを体験的に修得していただきます。後半では、多様性とチームビルディングについての最新の考え方を概観した上で、修得したMBTIの枠組みを如何に実際の場面に活用したらいいかを事例を通じて学んでいただきます。この学びを生かして、すべての参加者に豊かで有意義なキャリアを築いていっていただきたい、それが私たちの切なる願いです。
² ねらい
・世界で毎年500万人が受検するMBTI性格タイプ論の理論と枠組みを体得する。
・ダイバーシティーとチームビルディングについての最新の考え方を学ぶ。
・ますます重要性を増すヒューマンスキル、特にコミュニケーションとチームビルディングのスキルを向上させる。
² 対象
若手社員から、中間管理職、および経営層までの全ての方
² こんな目的におすすめ
・人の多様性、個性、創造性を受け入れ、尊重するような職場環境をつくりたい
・チームワークの向上、チームビルディング
・コミュニケーションスキルを高め、より良い人間関係を作りたい、あるいは合併やリストラなどで傷ついた人間関係を修復したい
・中間管理職あるいは経営層のヒューマンスキルおよびマネジメントスキルを更に向上させたい
² 特徴
・MBTIベーシックフィードバック、および事例を使った演習とワークにより体験的に学んでいただきます。
・あらかじめWEB受検していただき、受講者のタイプ構成を考慮に入れてワークを組み立てます。
・タイプダイナミックスと、タイプの組み合わせによって形成されるスタイルについて学びます。
・ダイバーシティーを概観し、グループとチームの違いについて学びます。
・コミュニケーション、会話、ダイアログの違いと使い方について学びます。
註:MBTIはスイスの心理学者ユングが唱えた性格タイプ論をベースに、米国のマイヤーズとブリックスが開発した世界で最も利用されている性格タイプのアセスメントツールです。
² プログラム詳細
期間 1日研修、7時間 (9:30〜12:00、13:00〜17:30)
対象者数 15名程度まで
進め方 参加者には事前にWEBを通じてMBTIアセスメントテストを受検していただきます。
演習や事例研究を交えてフィードバックを実施します。
プログラム Ⅰ. はじめに
1. 自己紹介/チェックイン/本日の進め方
Ⅱ MBTI.
2. MBTI性格タイプの歴史と理論
3. ユングの性格タイプ論
4. 性格とは何か、特性論とタイプ論の違い
5. MBTIの理論
6. 演習①: 情報の取り入れ方
7. 演習②: エネルギー・関心の向く方向
8. 演習③: 判断のし方
9. 演習④: 外界への接し方
Ⅲ. ダイバーシティーとチームビルディング
10. ダイバーシティー
11. グループとチーム
12. 学習する組織
13. コミュニケーション
14. ダイアログ
Ⅲ. MBTIの応用
15. MBTIの応用、タイプダイナミックス
16. タイプとスタイル(人物像、気質、リーダーシップ)
17. 事例①、行き違い: 外向と内向
18. 事例②、行き違い: 感覚と直観
19. 事例③、行き違い: 思考と感情
20. 事例:チームビルディング
21. ワークと振り返り
22. チェックアウトとレスポンスシート
カスタマイズ ご要望に応じて内容を調整することは可能です
² 参考料金
1日研修:参加者1名につき20,000千円、(但し、ミニマム20万円)
人数分のMBTI受検費用、タイプ入門テキスト代、参考資料コピー代を含みます。
干場 進 (ほしば すすむ)
リレーショナルリーダーシップ研究会 代表
元マルタスグローバルパートナーズ株式会社 代表取締役
東京大学卒
² 備考
貴社の指定する場所にて研修をいたします。 学習資料として「MBTIタイプ入門」他を用意いたします。
図:6つの思考のフレームワーク